2021年10月16日
一番の願い
のりぞうさん
 逆子で生まれたあなた。生まれてすぐには泣かず、しばらくしてから「かあ、かあ」と泣きましたね。産声を廊下で聞いていた春ババが「母ちゃん、母ちゃん、と泣いているように聞こえた」と言っていたことを覚えています。そして、あなたを初めて抱っこするために、新しいワイシャツを着て髪をカットしてきた巣鴨じいちゃん。あなたの誕生をとても喜んでいました。
 あなたの誕生と成長を思い返す時、助けてくれた多くの人の顔が浮かびます。そして同時に、私自身も同じように多くの愛と助けがあって育ってきたのだろうとわかるのです。あなたのおかげで、愛すること、感謝すること、待つこと、見守る勇気など、多くのことを経験し、私自身が成長できました。本当にありがとう。
 平松のおじいちゃんが、子どもは3歳までに一生分の恩返しを親にしてくれていると言ったことがあります。そう、本当にそうだと思います。21歳のあなたからはもう十分すぎるほどもらっています。だから、何も気にせず自分の道を進んでいってほしい。
 あなたの幸せ、それが一番の願いです。