2021年7月17日
美結(みゆ)ちゃんへ
ひみつのアッコおばあちゃん
 元気なあなたが成人式を終えて数カ月が過ぎたある日、物が二重に見えるとのことで眼科へ行き、そして紹介状を持ち、大学病院で検査に次ぐ検査で判明した病名は、初めて聞く難病でした。
 先生からは「治りません。今の医療では進行を遅らせることしかできません」と言われましたね。私もあなたも頭が真っ白になりました。信じられませんでした。泣き顔などを見せたことのないあなたが、病院の一角で背中を向けて泣いていたこと、帰りの車の中でも、部屋でも、一晩中泣いていたのを覚えています。突然、未来が真っ暗に閉ざされ、女性として一番輝くはずの20代前半なのに、薬の副作用で顔や体もむくんでしまい、嫌な思いもしましたね。
 そんなあなたも同級生と結婚し、思いがけず妊娠し、コロナ禍の中で誰一人立ち会うことも、お見舞いも駄目という中、1人で立派に出産しましたね。元気な可愛い女の子でした。名前は、人との絆を大切にとのことで、「美結」と名付けましたね。
 美結ちゃん、あなたのママは、強くて可愛くて素敵な女性です。そして、世界で一番、あなたを望んでいました。元気に育ってね。