2021年7月10日
元気に育て
宮のばぁばさん
 孫の慶太が我が家に4カ月住んでいたのは、娘の里帰り出産のときでした。
 2歳の慶太との生活が始まりました。夫は肺気腫でしたが、うれしそうによく遊んでくれました。娘は出産時を考えて、私の隣に慶太を寝かせました。毎晩あちこち転がる元気な子でした。朝6時になると寄ってきて、「オアヨ(おはよう)、オアヨ」と声をかけ、「ばぁば、ゴアン(ごはん)よゴアン」と、私を揺すります。ふすまを開け、ベッドで寝ているじぃじのおでこをさわり、「お熱ない」と得意そうな顔で私を見ます。その声でじぃじが起き、私が笑い出すのが一日の始まり。
 金曜日はパパが来て、ママと慶太と過ごします。平日は保育園にお世話になりました。娘が出産間近になった時、じぃじが肺炎で入院。続けて娘が入院。パパが急いで駆けつけ、出産を見届けて戻って行った日、ばぁばと2人の朝食、その日は保育園に行くのを嫌がりました。その後じぃじが無事退院。ママも赤ちゃんを抱いて退院し、にぎやかになりました。そして親子4人で元の生活に戻っていきました。
 それから3年後、じぃじは旅立ちました。孫たちの成長を何より楽しみにして。葬儀の日、5歳になった慶太は、いとこと妹の3人で「おじいちゃん、ありがとう!さようならバイバイ」と、別れの言葉を言いました。写真の夫がうれしそうに笑っていました。