2021年5月29日
ひかりちゃんへ
ヴェロニカさん
 息子の嫁からうれしい知らせ。「妊娠したんです」「エッ?」。
 初孫を諦めていたわけではない。息子夫婦は夫婦だけで十分に幸せな人生を送れると、私は勝手に感じていた。結婚10年目にしてのひかりちゃんからのプレゼントだ、と思った。
 ひかりちゃんは5年前この世に生を受けることなく、嫁の胎内から天国に旅立っていった。息子夫婦の悲しみとつらさは計り知れない。3カ月くらいたって嫁の「たった1カ月でしたが母親でいられたこと、幸せに思います」という言葉に私は涙した。
 息子夫婦は人の心の温かさを感じる豊かな人生を送っていると感じた。その時から私は「ひかりちゃん」と名前を付け、「どうぞあなたのお父さん、お母さんを支え、見守ってください」とことあるごとに祈っている。
 今秋、あなたの弟か妹が誕生します。どうぞあなたとお母さんとおなかの赤ちゃんを守ってください。ひかりちゃんは大空の白い雲にちょこんと座り、手拍子しながら応援してくれている。「お母さん、ガンバレ。赤ちゃん、ガンバレ」と。
 ひかりちゃんは私たちの希望。これからもずっとよろしくネ。あなたは私たち夫婦の永遠の初孫。