2021年5月22日
めいの誕生に感謝
楓(かえで)さん
 1974年5月23日女の子誕生。
 兄の初子。母の初孫。私は独身。その私が、めいの誕生の知らせに自分でも驚くほど喜んだ。幼子の成長は、会うたびに発見があった。一つ一つのしぐさに、目の中に入れても痛くないという世の親の気持ちも味わわせてもらった。
 めいが生まれる以前、私は童謡詩を学ぶ中、思うように書けずにいた。それがめいの誕生をきっかけに詩作が楽しくなっていった。例えば「あかちゃんは/ないて/わらって/ねんねする/ただそれだけなのに愛される」という一節が浮かび、『ただそれだけなのに』という詩が生まれた。あるときには「あかちゃんがわらってる/おてても/あんよもわらってる/あかちゃんて/まるごとこころなのね」という一節からは『あかちゃんて』という詩が生まれた。
 愛らしかっためいも、あれよという間に成人式を迎え、社会人となり、よき伴侶にも恵まれた。それでも私は、めいの幼き日々をたぐり寄せると詩作に没頭できた。
 今年の誕生日。「あなたの誕生なくして私の童謡詩はなかった。ありがとう」と、カードには感謝を託して送ろう。