2018年7月28日
三つ子
西川美鈴さん
 34年前、私は2人の子どもを連れて再婚をしました。そして、おなかに赤ちゃんができましたが、妊娠4カ月目に「三つ子さんですよ」と言われ、いっぺんに5人の子どもになる驚きとうれしさに、その日を待っていました。
 妊娠8カ月の最終に破水をして、すぐに入院。1週間は安静にして、帝王切開で3人とも産まれましたが、1400㌘の低体温児ですぐに保育器に入ることになりました。
 私は出産後、熱が下がらなく苦しんでいましたが、その日の夜中、急に目が覚め天井を見ていたら、病室の天井の空気が突然切れたように感じました。次の日、主人に聞くと、その時間に三つ子の1人が亡くなったと!
 きっと私に会いに来てくれたと思いました。一度も抱いてあげられなく、悲しくて、もっとおなかにいるときに大切にしてあげればと後悔で涙が止まりませんでした。夜中に感じた不思議なことは、きっと子どもと私の二人だけの絆かなぁ。それに、あとの2人を守ってくれたんだよね。