2018年7月21日
我が子へ
遠くの母さん
 5月15日、長女誕生。この時を迎えられた喜びと安堵(あんど)でいっぱいでした。そしてこれから1週間、一生分の愛を込めて触れよう、声をかけよう、そして覚えておこうと初めてあなたに会えた時に決めました。
 たくさん迷いましたが、命を一人で守り育てるには自分はあまりに非力。だから特別養子縁組という覚悟をしたのに、今は明日迎える今生の別れを考えると、涙が落ちない時間が無いです。このままあなたを連れて帰り、一緒に生きて行けたらどれだけいいか。
 あなたの名前は、あなたのお父さん、お母さんからあなたへの最初のプレゼントですが、私にとってもそうだと感じました。きっとこんな素敵な名前を考えて下さるご両親の子供になるあなたは、本当に幸せなんだと安心させてもらえたのです。
 私は遠くからあなたの幸せを一番に願わせて下さい。
 さようなら。ありがとう。どうか幸せな人生を。これから悩んで落ち込んで傷付くことがあっても、どうかこんなにもあなたを愛しているお父さんとお母さんを心の頼りに。
 私は届ける事は出来ませんが、あなたへの愛と共にこれから生きていきます。