2018年6月9日
新しい家族へ
ナアザさん
 今回のお便りは、神奈川県立磯子高校の授業で、新しい家族を迎える生徒が「命」の誕生について書いた「未来への手紙」です。
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 はじめまして。私はまだママのおなかの中にいるあなたのお姉ちゃんです。私がお姉ちゃんになる、ママから聞いたその一言が、私の胸を今も幸せで満たしてくれています。ママもパパも、あなたの名前を決めるために難しい本を買って、画数が悪いとか、響きが良くない、なんてことを毎日病院で話し合っています。
 生まれる日が近づくごとに、ママのおなかは段々と大きくなって、おなかを触ると、あなたがママのおなかを蹴っているのが伝わってきます。
 そんなあなたにほほ笑むママを見て、うらやましくなってしまいます。きっと、あなたが生まれると同時に、「お姉ちゃんだから」という言葉に怒ったり、泣いたりしてしまうかもしれません。でも、パパと約束したから大丈夫。悪いことはちゃんと怒れる、正しいことは褒めることができる、そんな優しいお姉ちゃんになれるように努力します。
 ママはいつも笑いながら、おなかごしにあなたをなでています。パパは毎日あなたに話しかけています。お姉ちゃんになる、この言葉にどれほどの重みがあるかまだわからないけど、今はただ早く新しい家族を見たいです。