2017年12月2日
星也くん、琢也をパパにしてくれてありがとう
福岡悦子さん
 平成2年3月6日、いつもより帰りの遅い保育園年長の三男琢也(たくや)を迎えにいかなかった私のミスで、家の前で交通事故に遭わせてしまいました。左側頭部脳挫傷。琢也は次の日緊急手術をし、小さな体に無数のチューブをつながれ、3週間、意識不明の状態でした。毎日、声をかけ、足をさすり、いつか目をあけてくれることを信じていた。意識が戻ったら、車いすでどこでも連れていけるし、それなら大きなワゴン車もいるね。私は世界中の神様、仏様にお祈りし、涙も枯れてしまいました。
 3週間目にパチリと目が開いた時、先生方や皆様に感謝し大変うれしかった。琢也は奇跡のようにどんどん回復し、3カ月後には小学校、そして中学校、高校、大学へ進学しオーストラリアへ。ホームステイもし、無事就職。お嫁さんが来て、昨年5月8日には星也のパパになりました。
 あの琢也がパパに……。感無量の喜びでした。あの当時、長男、次男も小さかったのに、いろいろ協力してくれ、我が家が一つになりました。保険会社の方に就学前の事故は親の責任と言われ、私の心には、大きな傷が残ったのですが、主人は今日まで一言も私を責めることなく見守ってくれました。今は、車いすではなく、ベビーカーを載せてワゴン車で小さな旅行を楽しんでおります。星也君、生まれてきてくれて本当にありがとう。