2017年8月12日
寛治くんへ
雅世ばあさん
 寛ちゃん、5歳のお誕生日おめでとう。毎年、寛ちゃんの誕生日には、あなたが生まれた日の事を特に思い出します。
 妊娠7カ月に入ったばかりのあなたのお母さんが朝から腹痛を訴え、念のためにと病院へ行くと、なんと出産が始まっていると病院中が大慌て!。ICU(集中治療室)のある遠くの病院へとそのまま救急車で運ばれました。何が何だか解らず、不安だらけの中、祈ることしかできないばあでした。
 その夜、お父さんが仕事先から病院にかけつけてすぐ寛ちゃんが生まれました。1000グラムの小さな小さな赤ちゃん。無事に育ってくれるのかと、とても心配でした。
 あなたの3カ月間の入院中、お母さんは猛暑の中、毎日母乳を届けに電車で病院に通ったんですよ。寛ちゃんが退院して、初めてだっこできた時の感動は忘れません。いつもニコニコの寛ちゃんといると、心がじんわり温かくなります。やんちゃな寛ちゃんが元気に育ってくれることで、当たり前のことなんて何ひとつないんだなあ……と、ばあはたくさんの事に感謝ができるようになりました。
 44歳も年上の私に大切な事をいっぱい教えてくれる寛ちゃん。あなたの存在はとても偉大です。ありがとう。