2016年12月3日
家族のあゆみ
みちこはん
 私たちの第一子の赤ちゃんは、昭和58年12月16日、北風吹く寒い日に、誕生しました。とってもとっても大事な長女の誕生です。7カ月目の時、つかまり立ちからの転倒が原因で、救急車で運ばれました。硬膜下血腫(こうまくかけっしゅ)でした。それから長い長い、親子の入院生活が始まりました。主人は毎朝病院から出勤し、仕事が終わると病院に戻る生活が続き、私をいつも支えてくれました。でも私はこの闇のトンネルから、抜け出せるのかと不安でした。
 3年が過ぎて、重い重い後遺症が残りましたが、やっとのことで自宅に帰ることができました。祖父母と家族の頑張りで、また自宅でみんなと生活ができるぬくもりを感じました。これまで娘と関わり、命を助けて下さった多くの先生方に励まされ、慰められ、今まで頑張ってこられました。助かる見込みがないと何度も言われましたが、奇跡的に元気を取り戻しました。娘の生命力と、家族を必要としている気持ちが、みんなの心をつないでいると思いました。
 小中学校は、クラスのみんなの協力で何とか学校行事にも参加でき、卒業できました。娘の後には、元気な弟が二人でき、現在は社会人になって頑張っています。娘も32歳になり、家族で楽しく暮らしています。自分のことを表現できない娘ですが、気持ちだけは伝わり、それがすべてのつながりとなっています。これからも母子ともに頑張ります。