2016年11月19日
感謝している
ケイエムさん
 結婚して夫に女の子が欲しいと言われました。男の子はちょっとなあ……と。私はプレッシャーに感じながらも、じっと待っていました。めでたく妊娠し、生まれてきたのは女の子。
 夫は喜び、名前を考えるのに余念がありません。いくつかに絞って、かなえと名付けました。そして漢字は私にゆだねられ、加える加に、野菜の菜、恵みの恵で、加菜恵という、あまり使われていない漢字にしました。夫は娘が歩けるようになると、ピョコピョコなるサンダルを履かせ散歩しました。帰ってくるとピョコピョコでわかるのです。
 その後、第2子は死産となり、第3子も生まれず、加菜恵が2歳半の時、夫はがんでこの世を去りました。それからの娘と私の2人の生活は、経済的には恵まれましたが、寂しさは募るばかりでした。でも明るい娘の成長に励まされ、支えられ、子育てができました。いつも笑っている娘でした。私が落ち込んでいても、知らん顔して笑顔でぶつかってくるのです。ポジティブな娘でした。つくづく支えられたなと思いました。
 娘は夫を喜ばせ、私を元気づけ、大人になりました。今年26歳になった娘は結婚し、何と3人も孫を産んでくれたのです。みんな宝です。ありがとうをいくら言っても足りません。昨年、娘一家と私の6人で、私の還暦の祝いを兼ねて記念写真を撮りました。こんな日が来るなんて、私を選んで生まれてきてくれて本当にありがとう。