2015年7月4日
「どうしようもない父親から息子へ」
飯田大貴(ひろき)さん
 今回のお便りは、帝塚山学院泉ケ丘高校(大阪府堺市)の授業の一環で「あなたが将来、結婚し、子どもをつくろうと決断。子どもを授かった」と仮定し、その子へ向けて生徒が書いた「未来への手紙」です。

 一言だけ言わせてください。「本当にごめんなさい」。父親である僕は、特に何かが優れているわけでもなく、多分何もしてやれないだろうと思い、謝っています。僕の妻は、どんな人か今はわからないけれど、とにかく父親がこんなでは、不安でいっぱいだと思います。でも、そんな父親だけど、お願いがあります。
 一つ目は、素直でいてください。間違いや悪事をしたら、素直に謝ってください。
 二つ目は、どんな人にも優しく接して、みんなが安心、信頼できる人になってください。三つ目は、物事に積極的に取り組んでください。父親が出来なかったことを、身勝手だけどやってください。そして、やると決めたら途中であきらめないでください。失敗しても、それが一つの経験になるから、良いことだと思います。
 以上が僕の願いです。君がどうなろうと、僕は否定しません。ただし、悪い人間になりそうなら、僕は何としてでも止めます。君は僕にとってかけがえのない存在だということを、どうか忘れないでください。