2014年9月6日
「生まれくる君へ、育ち行くあなたへ」
加藤朱桜さん
 (この手紙は高校生が授業のなかで「あなたが将来結婚をし、子どもをつくろうと決断して、子どもを授かった」と仮定し、その子ども向けに手紙を書こうとの趣旨で書かれました)
 私のおなかの中にあなたがいるとわかったとき、家族みんなが飛び上がって喜びました。私自身は涙が出るぐらいうれしい半面、不安でいっぱいになり、眠れなかったことを今もよく覚えています。
 妊娠がわかってから1、2カ月は、自分がお母さんになるという実感が全くわきませんでした。しかし、おなかが大きくなるにつれて、私の体には私の命とあなたの命、二人分の命があるんだ、家族が増えるんだ、お母さんになるんだと実感しました。
 あなたが生まれてくるまで、あなたのパパと毎日のように、あなたに語りかけていたことがあります。みんないつでもあなたのことを笑顔で待っているから、元気に生まれてきてね、それだけでママとパパはうれしいです。あなたには届いていましたか? きっと届いていたんだね、あなたは大きな産声をあげて元気に生まれてきてくれました。痛みを忘れさせてくれるくらい大きくて元気な産声でした。あなたが生まれてきてくれたことは、今までで一番、いやこれからも一番、うれしくて一生忘れません。
 私とパパは、あなたに、みんなに優しくできて、あいさつができる、ありがとうと、ごめんねを言える素直な子に育ってほしいです。一番はやっぱり元気よく健康に育ってくれること、それだけで十分です。
 最後に、本当に生まれてきてくれて、私をあなたのお母さんにしてくれてありがとう。。