2014年7月5日
「ゆうせいくんが、ひいさんと呼んでくれる日」
ひいさん
 あなたは、母ちゃんのおなかにぽっと花の芽のようにさずかりました。でも、その2日後、母ちゃんは切迫流産で絶対安静となったのです。ひいさんは松山から浜松まですっ飛んでいって1カ月間、母ちゃんを見守りました。
 ゆうせいは、おなかの中でよく踏ん張りましたね。あなたは、きりっとして、しっかりとした顔立ちで生まれました。あなたの父ちゃんもそうでした。父ちゃんはよく泣き、よく食べ、よく笑い、よく動き回り、ひいさんを手こずらせました。昔のきかん坊が、5カ月になったゆうせいを宝物のように抱いています。
 松山と浜松。はなれていてそんなに会えないけど、父ちゃんはひいさんに「また遊びに来いよ」と言ってくれ、母ちゃんは、ゆうせいの写真をメールでいつも送ってくれます。その写真を、ひいさんは、じいじや、ひいじい、ひいばあにも見せてあげます。みんなの顔がゆるみます。
 ばあばという呼び方じゃなくて、名前のひいさんって呼んでほしいな。だって、まだ、ばあばにはなりきってないもん。祖母だなんて、まだピンとこない。ゆうせいが父ちゃんくらい大きくなったら、ばあばでもいいけどね。
 ひいさんって、そう呼んでくれたとき、ひいさんはうれしくて、きっと泣くだろうな。