未来への手紙プロジェクト


主催:公益社団法人日本フィランソロピー協会
共催:毎日新聞社、特定非営利活動法人日本クリニクラウン協会
Latest Update:2022.6.22
「未来への手紙プロジェクト」は、赤ちゃんが生まれた喜びを手紙に書き残すという企画で、2022年3月に終了しました。
 
プロジェクトでは、赤ちゃんへの手紙を募集し、毎週そのうちの1通を毎日新聞の朝刊紙面および毎日新聞ホームページで紹介しました。手紙の選考と朗読は、この企画のきっかけとなった歌『君が生まれたあの日』を作られた、歌手の加藤登紀子さんです。
 
このサイトでは、本プロジェクトのうち2014年7月から2022年3月までにご紹介したお手紙全文と、加藤登紀子さんの朗読音声データを掲載しています。
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全404通のお手紙タイトル一覧をご覧いただけます。
趣旨
このプロジェクトは、生まれてくる赤ちゃんに手紙を書こうという運動です。赤ちゃんが生まれたときの感動や喜びを文字にして残し、大きくなった赤ちゃん、つまり未来の子どもに伝えようという試みです。同時に、親が年月を経た自分自身に伝えるメッセージという意味も込めています。
 
赤ちゃんは自分が生まれたときのことを書き残せません。ぜひそのときの様子を伝えてあげてください。自分が祝福されて生まれたという事実を、いつか確認させてあげてください。そして親自身も将来、そのときの感動を思い出すことで子育ての悩みを緩和できるように願っています。
 
このプロジェクトは「赤ちゃんが生まれたときには手紙を書く」ということが社会の習慣になることを目指しています。
経緯
このプロジェクトは、2010年10月に始まりました。歌手の加藤登紀子さんが2009年に作った『君が生まれたあの日』という歌がきっかけです。歌詞の中に、わが子が生まれたとき、その子に宛てて手紙を書いたという一節があり、それを実際にやってみようという試みでした。
 
当初は、「TOKYO FM」と「FM 大阪」に5分間の番組を設け、手紙を募集し、それを朗読するという形式でスタートしました。翌2011年7月からは、毎日新聞もともに取り組むことになり、年2回、新聞1ページを使った特集記事を掲載するとともに、赤ちゃんへの手紙を毎日新聞の読者から募集し、その中の1通を毎週、同新聞紙上で紹介してきました。その後、手紙の掲載は、毎日新聞紙上からホームページに移り、2022年3月をもって終了しました。
 
プロジェクトは終了しましたが、2022年4月からは、これまでにご紹介したお手紙全文と加藤登紀子さんの朗読音源を、当協会ホームページにアーカイブス(資料)として残しています。
主催
このプロジェクトは、新聞社、企業、行政が協働して進めていくことを目指していたため、企業の社会貢献を推進する公益社団法人日本フィランソロピー協会(当協会)が「主催団体」となり、毎日新聞社と、入院中の子どもたちのもとに臨床道化師(クリニクラウン)を派遣する 特定非営利活動法人日本クリニクラウン協会 が「共催」するという形式で運営されてきました。
 
企業にはプロジェクトスポンサーとして協賛いただき、行政(市区町村)には、「赤ちゃんに手紙を書きましょう」と呼びかける〝便せん〟を、母子手帳を配る際や、乳幼児健診のときなどに配布してもらうなどでご協力いただきました。
【ご参考】
 
このプロジェクトに関連して、加藤登紀子さんへのインタビューを 当協会機関誌『フィランソロピー』No.391/2019年4月発行号 に掲載しています。全文を公開していますので、ぜひご一読ください。
 
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「未来への手紙プロジェクト Archives」おわり
最終更新日:2022.06.22